呼吸器内科

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だて内科クリニック

〒285-0846
千葉県佐倉市上志津2007-1
TEL:043-497-5208

京成志津駅 徒歩12分
京成志津 JR四街道
京成勝田台駅よりバスあり

呼吸器内科を受診される方へ

呼吸器内科

呼吸器内科は、気管、気管支、肺といった臓器の病気を担当する内科です。気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)等でお困りの方は呼吸器内科にお越し下さい。
また、咳が治りにくい、痰が切れにくい、動くと息切れがするといった症状のある方は、呼吸器の病気が隠れている可能性がありますので、お早めにご来院下さい。
現在禁煙外来で使用する医薬品の安定供給が困難であり、当面従来の禁煙治療ができない状況になっております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

次のような症状がおありの場合には、お早めにご来院下さい

長い間、咳が続いていることはありませんか?
風邪にしては咳がなかなかおさまらない、不思議だと思って、そのままにしていることはありませんか?

そのような場合には漫然と咳止めの薬を飲んでいるだけでは、症状が治まらないことが多く認められます。咳の症状を認める場合には、その咳をもたらす病気がどんなものであるか(背後にある病気がどんなものであるか)を明らかにして対処していくことが重要になります。

気管支喘息について

気管支喘息は、何らかの刺激で一過性に気管支が細くなる病気です。
子どもの時に発症すると思われがちですが、全年齢を通じて発症しますし、大人の喘息患者様の多くは成人になってから発症しています。

気管支喘息の原因

気管支喘息

結論から申しますと、気管支に炎症がおきている為と言えます。
炎症とは火傷のような状態で、火傷が気管支でおきていると考えるてもいいかもしれません。火傷した箇所がちょっとした刺激でも痛く感じるように、喘息も気管支に炎症がある為、ちょっとした刺激でも反応し、気管支が細くなってしまうのです。

また、喘息患者様が様々な刺激により気管支が細くなり、息苦しさや咳が出ることを発作と呼びます。 発作の原因となるちょっとした刺激として多いものに風邪があります。風邪が治っても咳だけが長く残る、気管支が弱くて風邪を引きやすいという方を時々お見かけしますが、そういった場合には、喘息である可能性があります。尚、その他の刺激としては、空気の温度差、乾燥、煙、におい、化学薬品、カビなどが挙げられます。

気管支喘息の治療

古くは喘息の治療は気管支を広げるお薬を中心に治療が行われていました。
テレビなどで喘息の方が発作の時に吸入薬を使用するのを見たことがあるかもしれませんが、この吸入薬が気管支を広げるお薬です。この気管支を広げるお薬はすぐに効果が現れ、症状も楽になる為、大変喜ばれますが、このお薬だけを使用していると、やがて効きにくくなります。

喘息の根本は気管支の炎症によるものなので、気管支を広げるお薬だけでは不十分であり、気管支の炎症自体を抑えることが必要となります。きちんと治療を継続すれば気管支の炎症は軽くなり、お薬の使用量も長い目で見れば最小限にすることが可能です。

普段からタバコや風邪、けむり、粉塵など炎症を悪化させる刺激を避けるよう心がけ、発作になった場合は速やかに適切な治療を受けて喘息がこじれるのを防ぐようにしましょう。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

喫煙

COPDとは、Chronic(慢性) Obstructive(閉塞性) Pulmonary(肺) Disease(疾患)の頭文字を繋げた略称です。
タバコの煙や大気汚染物質などの有害な粒子やガスを吸入することで、気管支や肺に炎症が起きて持続し、その結果、徐々に呼吸機能が低下して慢性の呼吸困難・呼吸不全に陥る病気です。

現在、日本ではおよそ600万人以上の患者様がいると推定されていますが、医療機関を受診して正しい治療を受けている方は、その中のわずか25万人程度です。喫煙率が低下しない限り今後も増えていくものと考えられており、厚生労働省の提唱する、21世紀の日本人の健康を考える政策提言「健康日本21」の中でも、COPDはがんや生活習慣病と並んで、今後取り組むべき最も重要な病気の一つとされています。

COPDの原因

COPDの原因は、日本では9割以上がタバコ煙の吸入によるもので、患者様の90%以上は自らが喫煙者ですが、受動喫煙でも発症します。
タバコを吸う方の全てに起きるわけではありませんが、喫煙者のおよそ3割はCOPDになるリスクがあると考えられています。さらに、大気汚染や職業上の粉塵も時にCOPDを引き起こすことがあります。

COPDは、実はかなり病気が進行しないと、呼吸困難や咳・痰などの症状が出ないことが多く、さらに、胸部のレントゲン写真やCT撮影でも典型的な異常所見が認められないことも少なくありません。このため、早期診断がされず、適切な治療が行われずに進行してしまうことが多いのです。

COPDの治療

COPDの治療は、禁煙、薬物治療、全身管理の三つから成り立っています。
まず、ストレスの引き金となるタバコの影響を取り除くために、禁煙することが治療の第一歩です。どうしてもご自身で禁煙出来ない方は、禁煙外来にしばらく定期的に通院して頂き、薬物の補助を受けながら禁煙出来るようにサポート致します。

在宅酸素療法について

在宅酸素療法は、通称ホット(HOT:Home Oxygen Therapy)と呼ばれ、ご自宅で小型の機械を設置することにより酸素を吸入する治療法です。 肺や心臓の病気で病状は安定していても体に酸素が十分に行きわたらない方、また、そのために入院や安静にしていなければならない方が、大がかりな装置や高いお金をかけずに快適な日常生活が送れるようになります。
小さな箱型の酸素吸入装置を自宅に置いたり、マミーカーのように引いたりすることで、ご自宅での生活が快適に送れ、運動や旅行もできるようになり、費用についても健康保険が適応されます。

在宅酸素療法の適応基準

呼吸不全による身体障害者や、厚生労働省が定めた健康保険適用上の基準は「在宅酸素療法の適応基準」がありますが、息切れのある患者様、指に装着するだけで体の中の酸素量が簡単にわかるパルスオキシメーターで動脈血酸素分圧をみて、濃度の低下している患者様は数値によらず医師の判断で健康保険を適用することができます。

尚、手続きは開始時に当院より酸素を扱う会社に連絡し、ご自宅への設置、管理、定期的な酸素の配達を手配致しますので、まずはお気軽にご相談下さい。

在宅酸素療法で期待される効果

患者様がご自宅で手軽に酸素吸入が受けられるため、家庭での快適な生活を送れます。

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、SAS(Sleep Apnea Syndrome)とも呼ばれる睡眠中に呼吸の停止を繰り返す病気で、その多くがいびきを伴い、自覚症状が少ないことが特徴です。

睡眠時無呼吸症候群は、肥満により上気道へ過剰に脂肪が沈着することが原因の一つとされていますが、遺伝的あるいは後天的に上気道が狭くなっていることに起因して肥満でない方でも約30%にも発症しており、誰しもが発症し得る病気であると言えます。

十分な睡眠をとっているつもりでも、無呼吸であるために脳や体が休むことができず、昼間の眠気や疲労感が増し日常生活に影響を及ぼすだけでなく、交通事故などの重大な時代を誘発することさえ起こり得ます。 検査や治療が必要と思われる場合には、適切な医療機関へのご紹介も行っておりますので、気になる症状などがおありの際は、どうぞお気軽にご相談下さい。